「わおん」ではクッキングを思い出して頂こうと、こんな取り組みもしています。
Sさんです。
お料理はご家族が担っておられます。
「カフェわおん」にもお越しになり、お菓子作りをされています。
でも、今日は「散らし寿司」を作ります。
久しぶりに包丁も使って頂こうと思います。
ちょっと変わった洋風の散らし寿司に挑戦しました。
酢飯は普通、中の具は・・・
焼き鮭の身・穴子・コーン・シソの葉です。
それに錦糸卵を乗せます。
その1
6個の卵を溶いています。
初めは菜箸をゆっくりと動かされましたが、次第に手際よく動かされました。
きっと手が思い出したのでしょう・・・
その2
甘塩のしゃけを焼き、ほぐして頂きました。
丁寧にほぐして下さっています。
とても集中されました。
菜箸の使い方がだんだんスムーズになってきたので、包丁を使っていただきました。
その3
シソの葉を千切りにします。
見本をお見せしたのですが、最初は少し戸惑われていました。
とても真剣に取り組んでらっしゃいます。
こつこつ切って行かれるのですが、包丁の角度が傾いているので、しっかり切れないようです。
ご自分で「あかんわ~上手いこといかへん」っと言いながらも、コツコツ・・・
とうとう最後まで一人で切って下さいました。
そして次第に包丁の角度が直角になり、綺麗に切れてきました。
長年ご家族の為にお料理をされていたSさんです。
包丁の感覚を少し思い出されたのでは?
缶詰のコーンではなく、袋入りのホールコーンを使いました。
その4
袋に入っているコーンを器に出す。
袋を開けるところで少し戸惑いが・・・ちょっとお手伝い☝
こういうシーン、きっと沢山あったと思います。
ご自分でどうするのかな・・・っといろいろ試されていました。
そしてこのとおり!
うまくコーンを器に移して下さいました。
お味噌汁も作ろうと思い、新玉ねぎとワカメの具材を切ってもらっています。
その5
新玉ねぎを切る。
少し幅は色々できましたが、1個の新玉ねぎを全部切って下さっています。
手を怪我されないかと心配しましたが、ちゃんと指は包丁より左側に引かれていました。
出来上がった散らし寿司とお味噌汁の写真を撮り忘れました(>_<) 残念!!
出来上がったお寿司をご利用者さんに召上って頂き、「美味しいわ」との感想でした。
皆さんに「美味しい」と言われて少し照れてらっしゃいましたが、いい笑顔でしたよ。
こんな取り組みでお料理ができるようになれば・・・なんて考えていません。
「自分が作ったお料理を皆さんに出す」という女性らしさ(母性でしょうか?)を再体験して頂きたかったのです。
いつもは「作ってもらう方」ですが、今日は「作る方」、そこにはきっと気持ちの上で違いがあると思うのです。
刃物を持たれることに危険や心配はありますが、しっかり見守りながら「わおん」ではこのような取り組みも勧めています。
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