箏とフルートの演奏会

 三月も半ばになりますが、まだまだ寒い日が戻ってきたり。。。

それでも一雨ごとに春らしさを感じます。

梅が咲き、桃が咲き、桜を待つ心は隠せませんね。

 

そんな春の一日、わおんには箏とフルートの音色が響きました。

 

 

「音重ね

わのんの会」の皆さんです。

 

 

始まりの時を、

「わおん」の皆さんは心待ちにされています。

 

 

とても穏やかに始まりました。

 

コンサートの始まりに少し緊張気味ですが、とても集中されています。

ヴァイス君・・・一緒に聞く気になっております・・・

 

 

西洋の楽器

  フルート

 

和の楽器

  

 

美しい音の調和に、皆さん浸っておられます。

 

全員が最後まで、最高の集中で耳と心を傾けられました。

 

手前;Nさん

目を閉じて音の世界に想いを巡らして・・・

でも視覚も楽しんでほしかったので、少しお声掛けすると目を開けられ、そして大粒の涙が零れ落ちました。

感動の涙です。

 

中央;Sさん

いつも何かを口ずさんでおられるのですが、この時はしっかり聴いておられました。心と耳は音に真正面です。

 

奥;Iさん

楽器の音に気持ちを載せるかのごとく、時々うなずきながらその世界観を楽しまれました。感想は「本当に素晴らしい一時でした」と話されました。

 

 

左;Hさん

いつも笑顔のこの方も真剣に聴いておられます。

 

右;Mさん

「よかった…」と感想をしみじみ話してくださいましたね。

 

 

左;Nさん

ご自身も和楽器をされていたので、様々な思いがこみ上げて…

 

右;Mさん

「幼いころからの思い出が、頭の中で流れていきました」との感想です。

歌うことはとても楽しいですが、「歌うとき」と「聴くとき」の区別を課題の一つにしていました。

わおんの皆さんはいつでも勝手に歌うのではなく、「ご一緒に歌ってください」とお声掛け頂いた曲では、いつもの様に大きく歌われました。

コンサートという場面では、やはり勝手に声を出すことは社会性に欠けますよね。

 

この日初めて、衣装を揃えられたのだそうです。

着物の生地で優雅なブラウスを、おそろいのデザインでお召しになり、とても優雅で素敵でした。

力強い音色、優しい音色、様々な音の表現に皆さんは引き込まれていきました。

 

私は個人的に箏とフルートなのに、時々箏の音がギターに…フルートの音が尺八に聞こえました。二つの楽器が織りなす音楽には、それぞれの楽器が持つ音以上のものが感じられました。

 

 

 

 

 

そして一曲ごとに、

こうして拍手を送られました。

 

感動と感謝の拍手です。

 

 このように楽器(箏)の説明をしてくださいました。

 

お箏はどう数えるのだろう・・・と話題になっていましたが、ここでわかりましたね!

一面、二面、と数えるんでしたね。

あの八橋との関係も、

またお箏の形の由来も!

 

 

「皆さんご一緒に歌ってください」とのお声掛けを頂きました。

♪嬉しい雛祭り 

 

 

歌詞を先読みで入れてくださいました。

 

いつもはピアノの伴奏ですが、箏とフルートの伴奏で、全く違う雰囲気でした。

 

 

皆さん声が良く出ていましたね。

  

 

 

素敵なこの音の世界をもっと皆さんに交わってほしく、最後に何か一緒に演奏したくなり♪春よ来い を全員で!とお願いしてしまいました(>_<)

 

 

 

急なリクエストにも快く応じてくださいました。

 

突然に申し訳ありませんでした<(_ _)>

 

 

少しお時間を頂戴して、わおんの皆さんとお茶を共に・・・

 

 

 

演奏者の方々とテーブルを囲んでの、この日のおやつです。

 

お雛祭りを感じながら

酒粕パウンドケーキでした。

 

 

わおんの皆さんにはお一人ずつ感想を話していただきました。

 

それぞれの感想があり、貴重な時間でした。

 

 

 

 

皆さん、ありがとうございました。

心よりお礼申し上げます。

 

益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

 

 

わおんのわんこも「可愛いね」「お利口さんね」とお声掛け頂き触っていただき、キュンキュンと鳴いていました。

ご利用者さんの中には、このコンサートを帰りの車の中でもう記憶に残っていない方もおられましたが、その時に感動したり感激したり、「美しい」と感じていただければ、それでよいと思います。

皆さんにとって、とても心の動く素晴らしい時間が流れたと思います。

 

 

スタッフ犬紹介

 

 

 

 

WEISS(ヴァイス)

英国ゴールデン

    レトリバー♂2013.2.9生まれ

様々なグループでセラピードッグの勉強をし、JKC訓練競技会ではトレーニングチャンピオンを獲得。

NPO法人日本アニマルセラピー協会のセラピー犬に認定。

認定NPO法人日本レスキュー協会セラピードッグチームの潜在性テスト・適性テストにも合格しています。

 

英国ゴールデンの持つ穏やかな性質とお茶目な気質を、セラピーの分野で発揮しています。

 

 

 

 

 

 BLAU(ブラウ)

ボーダーコリー

♂2009.3.15生まれ

六甲警察犬訓練所、宗平所長の指導の下、2歳からアジリティーを練習。JKC大会にオーナーハンドラーで出場し、数々の賞を戴いています。

人間と遊ぶことがとても楽しいと思っている子です。

 

2024年 6月15日

永眠 15歳3か月

「わおん」の皆さんに見守られながら、苦しみも痛みもなく、大往生を果たす。