春が近くなりましたね。暖かい日は心がウキウキします。

3月15日はブラウ君の15歳誕生日。

この日を迎えられるだろうか…と心配していましたが、元気に誕生日を迎えました。

獣医さんにも内臓はどこも悪くないと血液検査とエコーの結果から、太鼓判を押していただきました。

暖かい日には日光浴に連れて出ています。

土の上を平坦な所ならトコトコと歩きます。一生懸命に歩く姿は愛おしく、あんなに走って飛んでいた子がね・・・。

北風の寒い冬の日でも外に出てオピッコをします。被毛もまだ豊かで美しい子ですので、寒さもいい刺激かもしれません。

食欲は素晴らしく、他の事は聞こえなくても（聞こえないふり？）「ごはんよー」と言うと、小走りにやってきます（笑）

そんな高齢犬になったブラウの誕生日を、「わおん」の皆さんに祝って頂きました。

「皆さん、どうぞおあがりください」と申しましても・・・

ブラウ君もヴァイス君もケーキの三分の一ずつペロリと食べてしまいました。

ヴァイスは秒殺、ブラウはコツコツとゆっくり・・

ブラウのお顔のクッキーも食べましたよ。

食べ方も美しくなくなってしまい、お見苦しいですが、この食欲は嬉しいです。

クッキーはあまりによく似た絵が描かれていたので、皆さんも「あーもったいないなー」ってお声が出ていましたが、やはり15歳と言う記念すべきお誕生日に食べさせてやるのがいいかなと思いました。

美味しかったみたいで、舌なめずりしてました（笑）

若い頃はご利用者さんと一緒に遊び、皆さんの投げるボールやフリスビーを空中でキャッチしたり、アジリティーをご披露したりと楽しませてくれたものです。

懐かしく思い出すと、ブラウが「わおん」に残してくれた楽しい遊びは、皆さんをワクワクさせてくれたな・・・と、ブラウの働きにも感謝の気持ちです。

ブラウは2歳からアジリティーを練習し、JKCの競技会に出ていました。

そのころの功績を証明するロゼットの数々です。

見てやってください。頑張っていたんですよ。

9歳まで競技会に出ていて、高齢になったので最後は訓練しさんにハンドラーをお願いして、43頭の中で7席に入り、有終の美を飾ってくれました。

その時のロゼットが左の写真の一番奥の列の中央、ピンクの大きなものです。

若犬の中高齢になったブラウが、いい成績を取れたのは、ミスせず完走したからです。

頑張ったね。訓練士のコマンドをよく聞き分け、間違いなく走りました。涙です。

ボーダーコリーのプライドもあるだろうし、兄としての立場もあるので、今のできなくなることがどんどん増えている自分を、どう思っているのだろう？と考えることがあります。

獣医さんは「まだまだ1年は元気にいますよ」と仰います。

介護は大変になってきていますが、最後までお別れの時まで、私の愛情は変わらず大切にしようと思います。

「わおん」の皆さんにも、暖かい目で見守ってやって頂けると幸いです。